中学入試における地図の活用方法

中学入試においては、科目がそれほど細分化されていません。そのため、高校段階では複数に分かれる科目も統合されたままなので、複数の学問領域を関連させて知識習得する必要があります。特に社会では、地理・歴史・公民の3要素を含んだ問題が出題されることがあるので対策が必要です。複数分野にまたがる社会の問題に対応する力をつけるためには、積極的に地図を活用しておくことが望ましいです。地名が登場するたびに地図に関連事項を書きこんでおきましょう。こうすることで、特定の都道府県単位で歴史や地理に関する出来事がまとめて認識できるようになります。中学入試社会では、学校の所在都道府県をテーマとした問題が出題されることがあるので、受験する学校がある都道府県については、特に重点的に整理しておくべきです。また、地図上で関連する出来事を線で結んだり、地域別の年表を空いたスペースに作成したりしておくと、歴史分野や地理分野の中でも相互の知識を関連付けることができ、知識を思い出しやすい効率的な学習につながります。地図とのかかわりが薄そうな公民分野でも、歴史分野の知識として書きこんだ幕府の機関と現代日本の行政組織を対応させるなどの工夫をすれば、地理や歴史と合わせて学習することができます。地図には知らない地名もたくさん載っているので、好奇心旺盛な小学生にとっては親しみやすい教材となります。そのため、社会科全体の学習に地図を導入すれば、社会に対する取り組みが向上することが期待できます。