中学入試と人数

ゆとり教育による学力低下が懸念され、中学入試の人気は非常に高まりました。その後、その人気は落ち着きをみせてきました。さらに、不況と少子化の影響で、中学入試をする子どもの人数が大きく減るのでは、と思われていました。しかし、今現在のところ、その人数は微減傾向ですが、数値はほぼ横ばいです。
毎年、中学入試をする子どもの人数は首都圏で約61000人、関西で18000人となっています。首都圏で約14%、関西で約9%の子どもが受験していることになります。不況と少子化のなかでも中学入試をする子どもの人数が減少しないのには、「有名進学校に通わせると大学受験で有利」ということが、常識となっているからかもしれません。倍率については、人気のある学校とそうでない学校での二極化が進んでいます。人気のある学校の倍率は10倍近くにもなりますが、首都圏全体では学校を選ばなければどこかには合格できる、つまり、全定員と全受験者数がほぼ同じの「全入の時代」となっています。その背景には、少子化だけでなく、新設校の増加もあるようです。
近年、中高一貫校が各都道府県で開校しており、中学入試の選択の幅が広がっています。また、関西では大学の付属中学の開校も多くなっています。高校までの一貫教育や大学までストレートで進学できるなど、中学卒業後の進路まで見据えた学校が増えてきたことで、今後もますます、中学入試に挑戦する子どもは増えていきそうです。