中学入試に必要な語彙力について

中学入試において、国語は社会と並んで差がつきにくい科目といわれています。したがって、他の受験生を大きくリードすることは難しいのですが、万一大きく引き離されてしまうと大きな痛手となります。一定程度の得点を中学入試国語で確保するためには、十分な語彙力を養っておく必要があります。具体的には、基本的な漢字の読み書きに加えて、四字熟語や三字熟語、故事成語やことわざの知識を持っておく必要があります。まずは空所補充形式の問題に対応できるよう、小4などの初期段階において訓練します。そのあと、熟語の意味を覚えたうえで読解問題に取り組みます。小学生の段階では、語句の意味としては理解できていても実際に文章の中で適切に運用・理解できないケースが多々見られます。新聞や雑誌をはじめとした多くの文章に触れてきていないため、文脈把握力が不足しているからです。こうした中でも文章を適切に読解できるためには、語句の意味を正確に理解させておくことが求められます。とはいえ、ただ単に丸暗記をさせるだけではなく、実際に例文を読ませたり、自分で作らせたりすることで語彙力のレベルアップを図っていきます。最難関といわれる中学校を受験するのであれば、中学校の検定教科書レベルの文章の意味内容が理解できるレベルの語彙力を養成しておくべきです。小説系統の文章では理解が難しくても心理発達面から仕方ないかもしれませんが、語彙力が十分に備わっていれば論説系統の文章は理解できるはずです。実際に読ませてみて理解の度合いを図ったうえで、理解を妨げている語句があれば吸収させましょう。